いわての小麦は、黄熟期を迎えています。
今の時期、いわての黄色の畑は小麦畑です。
小麦は開花後40日ほどで収穫できますが、その間の熟成程度により、乳熟期→黄熟期→完熟期→枯熟期と移り変わります。
黄熟期の小麦は、薄茶黄色で、外皮をむいてみると、白色のやわらかい実が現れます。胚乳細胞が成熟して、指でつぶす事は出来る程度です。この実が熟成して硬くなる2週間から3週間後には収穫の時期をむかえます。
掲載の写真は、黄熟期の小麦です。
小麦畑は、種類によって色姿が違います。黄熟期は、深い黄色の歴史ある南部小麦、やさしい色合いのちょっと小ぶりなユキチカラ、少し緑のはいった強い黄色の期待の小麦、それぞれ色合いが違います。
また、この時期に小麦粉の性質を決めるタンパク質とデンプンの形成すすみます。
このまま順調に成熟し、梅雨が明けてカラッと晴れの天気が続いて収穫されると、吉調つるしこの麺のおいしさを決める、味、はぎれ、弾力、香り、それぞれの特徴を実現する小麦が製粉の段階へと進みます。